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2013年10月

【日本シリーズ第4戦】楽天、不安の中継ぎ陣(ほとんど宮川だけど)が炎上し逆転負け! 巨人打線復活か?【G6-5E】

 長かった。本当に長い試合だった。四時間半近くである。野球が地上波ゴールデンの座から陥落するのもむべなるかなというところだ。

 序盤こそ良い感じに楽天の流れになっていたように思うのだが。AJの3ランは、これまで何度か凡退していたインハイの球だった。Kスタの試合で古田さんだったかが、「沈み込むように打つからあの球は打てないだろう」と言っていて、実際苦手なコースだったんじゃないかと思うが、バッテリーが狙ってくるだろうと完全に張っていた感じだ。本当に素晴らしいバッティングだった。ただ、調子の上がらないホールトンから、もっと点は取れたんじゃないかという気はする。序盤で4点取れれば普通は十分なんだけど。
 また終盤も、澤村から一時同点に追いつくタイムリーが打てて、打線の雰囲気的には悪くないのでは。

 毎回色々言ってる6番打者のコーナーだが、今回は何とも。というのも、3番5番が無安打、AJもヒットの後に盗塁死で、基本的にランナーが6番の前に残っていなかったから。ただ、松井は状態が良いのか2安打。明日は内海ということでもしかしたら聖澤に代わってまた牧田をセンターにするのかもしれないが(たとえ左対左でも聖澤の方がよっぽど期待が持てそうだが……)、そうなるにしても6番は松井の方が良いように思う。
 ちなみに枡田はマシソン相手に代打で出場し空振り三振。まぁ、良く粘っていたし、フルカウントかつ6球全部直球のところから落とされたら仕方ないか。

 一方で投手陣は、層の薄さを露呈してしまった。もっともそれは前々から分かっていたのであって、こんなもんかなとは思う。宮川は論外だが。まぁ則本や菅野がおかしいのであって、ルーキーで日本シリーズの場に臨めばあんな風になってしまうのも仕方ないかもしれない。星野監督は「俺の継投ミス」と言ったそうたが、あの調子のハウザーを続投させるのも難しいだろう。もっとも、積極的にいこうという巨人打線に対して、荒れ気味のハウザーは良い感じに攻めあぐねさせてはいたが。

 ただ、得点を見れば巨人打線が復調に見えて、その実結構打てていない。打線組み換えで3番に上がって来た坂本は無安打。阿部も犠牲フライこそ打ったが決して上手く捉えたようなバッティングではなく、その後満塁のチャンスで初球を打ち上げ内野フライという場面も。それも決して厳しい球では無かった。このシリーズ、阿部はどうにも甘めの内角の球で打ち取られる場面が多い気がする。また村田も初回こそタイムリーを放ったが、その後はあまりあってはいなかったように思われ、坂本阿部よりはよっぽど怖いが、それでもシーズン中ほどではない感じだ。
 それにも関わらず打ち勝てたのは、もちろんポストシーズン好調の寺内、そして長野に調子が出てきたのもあるが、その2人の前にランナーを溜められた下位打線、特に松本が良かったのだろう。これまでは主軸が不調なら、下位でもロペス坂本がまるっきり駄目で点を取る以前の状態になっていたが、今日は下位打線がよく粘って四球を選ぶなど出塁し上位につなげた。
 楽天がここまで上位打線を良く抑えてきたのには、四球でも良いという攻め方ができていたというのがあり、従って今日の12四死球のうち上位打線に対して与えた分についてはある程度許容されるところだろうが、残りの下位に与えた分が痛かった。そしてそれは、もちろん楽天投手陣の力という面もあるのだろうが、巨人下位打線の粘りというのが大きかったと思う。
 
 とにかく今日は、巨人の層の厚さを投手だけでなく野手でも改めて見せつけられた(何しろクリーンナップが1安打でも6点取れるんだから)。長打重視の打線で結果が出ないなら、メンバーを入れ替えしぶとく出塁してチャンスを作るスタイルに切り替えられるのは凄い。もっともそれは序盤からの積極的な代打攻勢の結果そうなった面が強く、今回初スタメン起用のボウカーや中井はほとんど仕事できてなかったけど。

 ただ、相変わらず主軸に気持のいい当たりが出ていない他、途中出場のロペスも無安打。高橋由伸は出場なし。楽天投手陣が下位打線に余計な出塁をさせないよう投げられれば、まだまだ巨人打線復活という訳にはいかないだろう。明日はまさかの先発則本でなく辛島ということで、おそらく中継ぎ陣大量投入という流れになるはずだが、そのあたりを修正できるかどうか(明日は松本スタメンじゃないか?)。巨人先発が内海というだけに、今日のような投球では勝負にならない。主軸には眠り続けてもらって、かつ下位打線も黙らせる。なかなか困難だとは思うが……。


 それにしても東京ドームの楽天ファンは声が出てていい感じ。まぁ音源の位置とか、ドームか屋外かの違いもあるんだろうが、それにしたってKスタはホームのくせに何してんのと思ってしまう。
 もっとも自分は日本式応援信者ではないし、声を出して応援する奴が偉くて、黙ってる奴は駄目とか、そういうことを言うつもりは毛頭ない。前の記事にも書いたような気がするが、野球の観方は各人の自由なのだから。とはいえ、Kスタのファンはせめて変な黄色い棒はやめて、もっとチームのカラーを出していった方が良いとは思うんだけど、そのへんどうなんでしょうか。


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【日本シリーズ2013第3戦】東北の謎の仮面男が全国のお茶の間に!【E5-1G】

 今年の杉内は、二桁勝ったわりにはそこまで良いという印象は無かった。とはいえ、まさか2回もたずとは……。あのイニングの楽天打線は、下位が出塁して上位につなぐレギュラーシーズンの良い形ができていたと思う。その後も安打は出たもののあまり点に繋がらなかっただけに、あのイニングで集中的に点が取れたのは大きかった。

 また、8回の追加点はここまで無安打のジョーンズのタイムリーだったが、それまでノーヒットで良くない日なのかと思わせておきながらいきなり打点をあげるという、これもある意味レギュラーシーズンの楽天に良く見られた光景だった。優勝決定試合の逆転タイムリーしかり、楽天ファンがAJを成績以上に信頼しているのは、こういうところなのだろう。

 一方の巨人打線は、1戦2戦に引き続きこの日も打線が低調だった。東京ドームかつ美馬ということで、むしろ序盤に点を重ねるのは巨人の方だと思われたが……。
 もちろん美馬は良かった。序盤はカーブを有効に使えており、さらに中盤以降はフォークやスライダーも交えて的を絞らせなかった。そのため、時々甘くなるようなボールも散見されたものの、巨人打線は結局美馬を捉えられなかったのだと思う。球数も少なく7~8回くらいまでもいけそうだっただけに、6回のアクシデント降板が惜しまれる。 その後を継いだレイも2と1/3イニングを1失点と好リリーフ。しかし江川卓が言っていた通り、決してコントロールは良かったとは言えず、ヒヤヒヤする球も多かった。もちろん良く投げたとは思うが、それ以上に巨人打線の状態の悪さの方が印象的だった。

 さて、最後に恒例の枡田disりだが、今日は出番が無かった。代わりの6番打者は嶋や聖澤かと思っていたが、まさかの聖澤外しの牧田センターだった。予想外(相手が左の杉内とはいえ)。1戦目で山口から代打でヒットを打ったのが良かったのだろうか。
 さてその牧田だが、2回こそ先頭打者としてヒットで出塁し、その後の4得点につなげた。しかしその後は、同じイニングで打者一巡して回って来た2回、またジョーンズのタイムリーの出た8回と、いずれも満塁の場面で低めのボール球になる変化球に空振り三振と良いところが無かった。そのどちらかで一本出ていれば、間違いなく試合は決していただろう。やはり6番楽天打線を分断しているのが現状で、それが解決されればもっと楽になるのだろうが……というところだ。

 次戦はホールトンvsハウザー。ホールトンも信頼して任せられるというようなピッチャーではないが、なんだかんだで9勝を挙げ9月やCSの成績も安定している。普通に考えたら巨人の圧倒的優位なのだが……。3戦目の感じを見ていると、また同じような展開もあるかもしれない。
 逆に楽天としては、巨人打線を復調させないよう、上手くかわしていきたいところ。また、今度は出番があるだろう金刃の古巣へのリリーフ登板にも注目したい。



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【2013日本シリーズ第2戦】楽天辛勝! 鷲を救った2人の神(田中と審判)。あと黄色い変な棒の話も少し【E2-1G】

 田中はもうさすがとしか言いようが無かった。特にツーアウト満塁でロペスを空振り三振に抑えた場面など、まさにエースといったところ。この試合一番の名シーン(1だったと思う。
 ただ、あのイニングで30球も使ってしまった結果球数が増え、完投して大丈夫かなと言うところだったが、最終的な球数は127球と決して少なくはないが、まぁべらぼうに多いということでも無くちょっと安心した。田中の攻略法を問われるとどの解説者も必ず挙げる「追い込まれる前に打つ」を実践した巨人打線の積極打法によって、それまでの球数を少なくできたことも幸いしたのだろう。もっとも安心したところで、彼に次の出番が回ってくるかどうかは甚だ怪しいけれども……。
 とにかく、結果的にあの巨人打線を相手に被安打3で1失点完投。素晴らしいピッチングだ。星野監督曰く「ホームランバッターでないバッター」寺内から浴びた一発はまぁ御愛嬌だろう(もっとも、田中から点を取るならああいう出会い頭の一発が有効だったりするのかも)。それにしても、CSのマエケンからの3ランしかり、寺内はこのポストシーズンまだまだ思いもよらない活躍を見せそうで恐ろしい。

 一方の打線の方はというと、今日も昨日同様ランナーを出すも点が取れず……といった展開だった。ただ、菅野はレギュラーシーズンに比べてフォークを多投していたというが、そのフォークを藤田、銀次、ジョーンズ、マギーあたりは良く見れていたとは思う。それが、菅野にとってはだんだんと負担になっていったのではないか。とはいえ、もっと点が取れておかしくない試合だった。
 先制した場面は、先頭の1番がヒットで出て、2番が送り、3番がタイムリーと言う理想的な攻撃だった。直前が件の田中の神がかり的奪三振だっただけに、打撃陣には良い刺激になったのだろう。そんな鮮やかな先制劇だった。
 貴重な追加点となった藤田の内野安打。あれはまぁ、明らかな誤審だろう。しかし起きてしまったものは仕方ない。自身のスライディングタックルがファールと判定され、そんなはずはないと怒るサッカーをする機械ことカルロス・サンターナに対し、「誤審もサッカーの面白ささ!」と爽やかに言い放って見せたナチュラル畜生・翼くん(タックルされた本人)ではないが、スポーツにはどうしてもそういうものがつきまとう。もちろん誤審は無い方が良いに決まっているけれども、かと言って「あれが無ければ寺内のホームランで同点だった」なんて議論も、あるいは怒る巨人ファンに対して「去年の日本シリーズでは……」とか持ち出すのも、どちらも不毛なことだ。今回は大事な場面で楽天を助ける誤審が出てしまったが、逆のことが起きることだっていつかきっとあるだろう。それが今週中か来年か10年後かは分からないけれども。

 さて、打線に話を戻そう。毎回ここで文句を言っている枡田だが、今日ついに初のヒットを放った。……のは良いんだが、その直後に松井のピッチャーフライに飛び出すという痛恨のミスで、ノーアウト一塁のチャンスは一気にツーアウト無走者に。というか菅野がフライを補球するのと同時に全力でハーフウェイからセカンドベースに走っていく様は、もはやミスとかそういったものを超越した何かだった。その直後のイニングが、冒頭の田中の投球だっただけに、嫌な雰囲気を一気に振り払ってくれた田中に感謝しなければならないだろう。
 しかし、昨日はジョーンズマギーともに1安打1四球ずつ、ましてや今日はジョーンズ3四球のマギー1安打2四球。2日で10度も出塁しているわけで、その2人に続く6番打者がいかに重要かは明らかだ。
 よって枡田が安牌では困るのだが……。鮮やかに先制してなおもワンアウト二塁という場面からの、ジョーンズ四球→ジョーンズ牽制死(ロペス澤村が巧かった。古田氏曰く「練習していたプレーだろう」とのこと)→マギー四球→枡田センターフライの流れは、澤村の詰将棋のようだった。
 レギュラーシーズンだってAJがほとんどスイングせずにニコニコ四球を選んでも許されているのは後ろにマギーという強打者がいたからで、またそのマギーがちゃんと勝負してもらえていたのはその後ろの枡田がそこそこ以上に打つからだったはず。テレ朝解説の古田工藤両氏はことあるごとに、「いかにジョーンズマギーの前にランナーを出すか」と言っていたが、そのたびに半分正しいと思いつつも、半分はあまりシーズンの楽天は見てなかったのかな、とも思ってしまう。楽天打線の真のキーマンは枡田のはずだからだ。
 おそらく東京ドームではベンチスタートだろうが、星野監督の心中枠だけに、きっと代打での出番はあるはず。幸い初ヒットも出て、6回の好機も凡退したとはいえそこそこ良い当たりではあった。だんだんとつかめてきているのかもしれない。同じく前日無安打ながら今日は良い仕事をした銀次に負けないよう、頑張ってほしい。
 
 田中で落とせば4連敗の可能性もあっただけに楽天としてはまずは一安心か。しかし巨人もここで落とすのは想定の範囲内だろう。
 1勝1敗で舞台を東京ドームに移すわけだが、先発陣の顔ぶれを見るに巨人の3連勝は十分にある(というかその目の方が大きいと思う)。それを避けるためには、なんとしても楽天はここまでのような「下手な試合」から脱却すること。DH制でなくなったため、打線を分断していた枡田はベンチスタートだろうが、かと言って6番を打つのは……松井? うーん。松井の持ち味は突発的に印象的な働きをすることだと思うので、聖澤か嶋を上げてきた方が良い気がする。

 まぁ何にせよ、楽天はあんな寒い中応援してくれている仙台のファンの前にまた戻ってこれるよう(まぁ3連勝すればむしろ敵地胴上げになるわけだが……絶対無いな)頑張ってほしいところ。そして仙台のファンは選手たちの帰りを信じて待っている間に、あのうるさいだけの黄色い変な棒に穴をあけて潰しておこう(2


 以上です。まぁ後味悪いところもありましたが、総じて見れば田中の凄さを改めて知らしめてくれた素晴らしい試合だったと思います。ロペスを空振りに切って取ったシーンはかっこよすぎです。もしかしたらこれが日本最後の登板になる可能性も……ということに気づいて、テレ朝チャンネルの深夜の録画中継を慌てて録画予約しました。まぁ、もう一回投げるところみたいですし、仮に巨人には日本一になるとしてもやっぱりラスボス田中を打ち砕いたうえで達成してほしい。ということで、東京Dでの楽天選手たちの奮闘に期待です。


2013年日本シリーズ記事まとめ


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1)次点は、村田の敵を欺く頭脳的プレーが頭脳的過ぎて味方の坂本までも欺いてしまったところ

2)大きな音が出るのが売りらしいが、そのせいで肝心の応援の声をかき消しているし、うるさ過ぎるせいで叩くタイミングがずれやすい。そのせいで応援が全体的に何だかわけのわからんことになってしまっている。まぁ別に私は日本式応援スタイルの盲信者ではないから、野球場での応援に「こうすべき」みたいなことは言いたくないし、観戦の仕方なんて各々が好きにすれば良いとは思う。
 ただ、日本シリーズって、「このチームってこんな応援してるんだ」みたいなのをより多くの人に知られる場になっていると思う(05年のロッテのサッカー式応援とか、06年の稲葉ジャンプとか)。あの棒を使ったバランバランの応援スタイルが、普段からの楽天のスタイルだったなら別に良いのだけれど、あれはCSから登場した球場の配布物な訳で。せっかくのユニークな448拍子もあれじゃ何やってるか分からないし、応援歌も聞こえない(松井とか凄いかっこいいのに)。楽天ファンはそれで良いの?って思ってしまうのだ(良いなら良いんだけど)。

【2013日本シリーズ第1戦】楽天惜敗。世界の亀井が巨人を救う【G2-0E】

 第1戦は少ない好機をものにした巨人の勝利。

 楽天先発の則本は、序盤(特に初回)こそ逆球や甘くなる球が多く、また左打者には投げにくそうな感じで大丈夫かな?という印象だったがその後は立ち直った。フォークが冴えていて、それを上手く使うリードをした嶋のおかげでもあるのだろう。
 CSでの印象では、制球は結構アバウトな方だと思うのだけど、そこは投げっぷり良いという表現がぴったりくるような勢いでカバーする投手。その持ち味を十分日本シリーズでも発揮していた。 先制点の長野のヒットも当たりは打ち取っていたし。8回に村田から浴びたホームランちょっと高かったが、まぁ2三振と良いように料理されていた村田が、意地を見せた一発と言うところだろう。終わってみれば8回被安打4で失点2は上出来だ。
 また、後を継いだ問題の救援陣も、1イニングとはいえとりあえず抑えられたのは良かった。しかしハウザーをリリーフで使うなら、やっぱり4戦目はあくまで辛島なんだろうか?

 それはさておき一方の打線はと言うと、2回以降毎回ランナーを出すも無得点。これをあと一歩だったと取るかお粗末と取るかは人それぞれなんだろうが、内海のときはともかく、7回以降巨人自慢の救援三本柱を相手に毎回得点機を作ったのは、初戦の内容としては評価して良いだろう。そう簡単にレギュラーシーズンのようには勝たせてくれないという印象を巨人の選手たちに与えただろうし。
 また、CSでは普段やらない送りバントを多用するなど全体的にちぐはぐな攻撃が目立ったが、このチームの打線の良さは緻密さではなく積極性。そう言う意味では、楽天打線の良さは出ていたと思う。
 ということで総じてみた印象としては、残塁の多いお粗末な攻撃だったというよりは、普段の野球ができていて、まぁ結果的に無得点だったとはいえそんなに悪くはないと言えるのではないだろうか。少なくともロッテ戦の時よりはずっと状態は良いと言えるだろう。

 ただ、枡田は相変わらずダメダメ。内海キラーと言うなら最初から中島スタメンじゃいけなかったんだろうか? やっぱり星野監督の性格的に、枡田を最後までスタメンか、そこまではなくても大事なところでは結局彼に託すようなかたちにはなるのだろうか。だとするなら、その情に応えるよう早い復調が待たれる。銀次ヒット、AJ散歩、マギーをなんとか打ち取ったはいいものの枡田がタイムリーと良い仕事。それが今年の楽天打線のはずだ。

 それにしても今日の試合は、タイトルの通り亀井のファインプレーに尽きる。今年の(というか楽天時代の?)松井稼頭央は、ここぞというところで印象的な仕事をするせいで打率以上の存在感があるバッターで、今回も行ったか?と思ってしまったが。まぁさすがに逆転3ランは出来過ぎとはいえ、あれがタイムリーになっていればシリーズ全体の雰囲気も楽天に良いものになっていただろう。それだけ大きいプレーだった。

 明日は田中。楽天の雰囲気は決して悪いものではないだろうから、終盤苦しくなってくる前にシリーズ初得点を挙げてしまって楽になりたいところ。逆に点がなかなか奪えないようだと、田中で落とすのではというプレッシャーが出てきてしまう。一方の巨人は、明日取れれば多分そのままスウィープだろう。
 田中としては、一発のある打者の並ぶ打線だけに、無走者の時に安易な球を投げて事故ムランなんてことにならないよう注意したい。


 そんな感じです。日本シリーズ初戦に相応しい、見ごたえのある好ゲームだったんじゃないでしょうか、うん。明日からも熱戦期待してます!。


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2013日本シリーズ展望 ~巨人の圧倒的優勢。楽天に芽はあるか?~

 いよいよ明日に迫った日本シリーズ。その展望でも。

 まずは明日の予告先発をふまえた先発予想

第1戦 則本vs内海
第2戦 田中vs菅野
第3戦 美馬vs杉内
第4戦 辛島?vsホールトン
第5戦 則本vs内海
第6戦 田中vs菅野
第7戦 美馬vs杉内

 まず驚きなのが、第1戦の楽天先発が則本というところ。接戦の予想される(対楽天成績も抜群)内海よりもルーキーにぶつけ、確実に、かつできれば早期降板で温存して勝ちたいということなんだろうか。ただこれで、もし1勝3敗で第5戦を迎えた場合に、ルーキー則本に託さなければならないという不安が増えてしまった。また1戦5戦を田中先発なら、7戦までもつれた際に中2日で田中をリリーフ登板させられたのだが、6戦先発で7戦もリリーフさせるんだろうか。
 あと、個人的には被弾の多い美馬は東京ドームよりKスタ向きだと思っていた。なので先発は、田中美馬則本の順が良かったんじゃないかな、とも若干思っていたのだが、さすがに則本美馬で1、2戦というわけにはいかないだろう。
 まぁ星野監督の策というよりは、単純に田中の疲労という問題があったのかもしれないが……。いずれにせよ、結構な賭けに出たと思う。3番手、4番手で落としてもタイになるよう、初戦2戦は両方取りたいだけに。


 総論としては、巨人の方が圧倒的に優勢だろう。投手陣で言うなら先発で楽天が対抗できるのは田中・則本まで。ましてやリリーフ陣の差は歴然としていて、接戦になったらまず巨人という感じ。

 打線の力も、やはり巨人の方が上だろう。何せ6,7番にロペスや坂本が控えるチームであり、代打にはボウカーや矢野もいる。敢えて言うなら2番に相変わらず貧打選手を配置する点は気になるが……。長野を封じられればバント型2番は機能しなくなってしまう。ただ、CSではあまり点が取れておらず、打線は決して好調とは言えない。相手が広島先発陣とはいえ、大竹はともかくマエケン・野村ともに5回もたずなのだから、それで3試合とも3点しか取れていないのは物足りない。そこが巨人の不安材料か。
 
 一方の楽天打線。今年の楽天の強さはどこからでも点が取れ、かつあきらめない打線(なんか高校野球のキャプテンのチーム紹介みたいだな……)。下位からの攻撃だろうと出塁して点を取り、たとえリードされていてもじわじわと点差を縮め逆転する。今年の楽天はそんなチームだった。下位を打つ枡田・松井・嶋・島内らの数字では表れない怖さと言ったら。そう言う意味では、楽天打線の粘りvs巨人の盤石救援陣というのは見どころのひとつかもしれない。
 とはいえ、そんな楽天打線がCSではイマイチ不調。最終戦では8点取ったとはいえ……。特に枡田。銀次とともに今シーズンの躍進の象徴だけに、是非とも復調してほしい。島内は打つのはできても守れないっぽいし……。

 ということで、ともに低調な両チームの打撃陣のうち、先に火がつくのはどちらか。これがシリーズの勝敗の大きな分かれ目か。守り合いになったら救援大きな差で巨人に分がある。

 なんにせよ楽天が日本一になるためには、

・ 田中で2つ取ること

が必須条件でありかつ、

・ 則本で1つは取ること
・ 辛島(というか4戦先発)の覚醒
・ リリーフ陣の覚醒
・ 下位打線の復調

のうちの3つは満たさなければならないだろう。理想は田中則本で4勝することなんだろうが、個人的には下位打線が粘りを発揮して勝つような試合をしてほしい。
 というのも、どうも今年の楽天の強さを、「田中が凄いだけ」とか、もう一歩踏み込んでも「助っ人が当たったおかげ」くらいまでしか言わない人が多過ぎる気がするのだ。まぁ巨人やセ・リーグのファンならそんなもんなんだろうが、パ・リーグのチームのファンですらそういうことを言う人がいて、一応なんちゃってソフトバンクファンな自分としては驚いてしまう。もちろんそうした理由が強さの理由なのはそうなんだが、今年の楽天の強さは何度も言うように下位打線の数字外の怖さだったはずだ。
 ということで、楽天には日本シリーズを勝つにしろ負けるにしろ、決して田中一人のチームでは無いということを全国の野球ファンに知らしめるような戦いをしてほしいのだ。

 ……まぁ、先のようなことをいうような人の多くは、日本シリーズなんて見ないんだろうけども。とにかく、両リーグの代表に相応しい素晴らしい日本シリーズを、両チームには期待しています。



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