最近はすっかり甲子園にかかりきりで、プロ野球をまったく見る余裕がありません。

 そんな間に、ソフトバンクがオリックスに3タテをかまされ、スタメンも1番柳田とかいう懐かしいラインナップになっている迷走ぶり。一体どうなっているんでしょうか。なんか、甲子園が終わってやっとプロ野球に目を向けた頃には、普通に首位陥落してそうな勢いですな。

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第5日


八王子学園八王子1-日南学園……当たり

 第1試合だというのに、小野塚アナが飛ばしていて笑った。多分小野塚アナは、八王子高校のアリンコ軍団というフレーズが、非常に気に入ったのだと思う。「アリンコの1点!」
 また八王子のキャプテンのチーム紹介の締めは、「応援よろしくお願いします」と静かに言ってお辞儀するというもの。チーム紹介の締めというと、 「優勝するぞ!」(チームメイトが駆け寄ってきて)「ウェーイ!」というのが相場なので、新鮮だった(笑)

 それはともかく試合の方は、八王子の投手交代のタイミングが全て。必ず早乙女→米原の継投で勝ってきたとはいえ、もう少し早乙女を引っ張っても良かったのでは。もっとも、

左右2枚のうち右の米原はなかなか良いので、左の軟投派の早乙女が日南打線を抑えられるかどうかというところ。

と書いた私がどうこう言えるアレでも無いのだが。日南学園にとっては、軟投派の早乙女より、よくいる本格派の米原の方が、与し易かっただろうか。まあ都大会決勝の投球は、もう少し良かったと思うんだけどね……。
 期待した足を絡めた攻撃も、序盤に盗塁に失敗し、その後はランナーをなかなか出せなかったこともあって、持ち味がほとんど活かせなかった。

 これで東京勢は2つとも初戦敗退。まあ昨夏が2チームともベスト4に入ったので、その反動かね。来年はなんだかんだ盛り上がるだろうから、清宮に出て欲しいけど。今のところ、他に有望な2年生の話、聞かないしなあ……。


富山第一1x-0-中越……当たり
 7回くらいから見てたけど、中越のピッチャーは結構な荒れ具合で、どうしてこれでノーヒットピッチが続けられているの……?と思ってしまった。
 しかしこれで中越は2年連続初戦サヨナラ負け。11年夏日大三、13年夏大阪桐蔭と、ふた夏連続で初戦でその年の優勝候補を引き当て爆散した同じ新潟の日本文理が、14年夏に一気にベスト4まで駆け上がったように、中越も近いうちにどこかで爆発するかもしれんね。
 

嘉手納10-3前橋育英……ハズレ
 前橋育英は、何が良くて春関東を制したのかよく分からなくて。もちろんチーム力が高いのはそうなんだろうけど、個の力にパッとしたものを感じなかった。
 基本的に甲子園は、録画したものを結果を見ずに後追いしてるのだけど、この試合はうっかり先に結果を知ってしまったこともあり、時間もないし良いかと思って結局ほとんど見なかった。なので、前橋育英の良さは、結局分からずじまい……(笑)

春関東覇者の前橋育英。いまいちその強さの理由が良く分からないというのが、正直なところなんだけども。

 予想の記事でこんなこと書いたからには、思い切って嘉手納にしても良かったかも。横浜の小倉清一郎さんが、甲子園限定の臨時コーチに就いていたのも、ゲソダイの記事で知っていたし……。小倉さんの助言の成果も、あったようだ。

選手の目の色が変わる 初出場・嘉手納に横浜から名参謀 - 朝日新聞デジタル 

 だが、小倉さんは指導の手を緩めない。犠飛で走る時の体の角度や、ベースカバーに入る投手の一塁の踏み方など細かく指導する。「そんなんじゃ野球をする段階じゃねぇんだよ」と怒号が響くことも。
 選手たちの目の色が変わったのは、初戦の前橋育英(群馬)の地方大会のデータを分析したノートを見てからだ。小倉さんといえば、相手のデータを調べ尽くす「小倉ノート」で有名だ。13年夏の神奈川大会では全国屈指とされた桐光学園の松井裕樹投手(楽天)を分析し、攻略した。大石哲汰主将は「視点が全然違って、みんなと『すごいなー』と話しました」。

嘉手納、「名参謀」の見立て覆す逆転勝ち 応援が後押し - 朝日新聞デジタル 

 主将の大石君は、その成果で「高めの球を見極められた」と話した。群馬大会の映像を見て、前橋育英の対戦相手が高めの球に手を出している点に注目した。

 この1つ目の記事が、大会が始まる前に出ていれば、もともと勝敗予想が関東偏重になっているのが気になっていただけに、思い切って嘉手納にしていたかも……。
 次戦(3回戦)は、このことも考慮に入れるべきかもしれない。3回戦かつ嘉手納は第10日なので、全てのチームと当たる可能性がある。そこそこの中堅校だったり、あるいは小倉ノートに丸裸にされていそうな関東勢だったりしたら、下手するとまた喰われる恐れも……? 特に、助言を取り入れる時間が十分にできる、第6日や第7日のチームが第10日の第1試合を引き当てた場合は、要注意だ。


 そう言えば、この試合の解説を務めた印出さん、今夏からの新顔だよね? 来る者がいるなら去る者も……ということで、代わりに抜けたのはいったいどなた? 
 と思ったけど、そう言えば数か月前にこんなツイートをしていたのだった。



富山)「常勝」目指す NTT西日本元監督、母校で指揮 - 朝日新聞デジタル


 結局今年の高岡第一は、春の富山大会は初戦敗退。夏は3回戦敗退。鍛冶舎さんみたくエゲつないことはしていないだけに時間はかかると思いますが、いつか村本さんが、指揮官として甲子園に帰ってくる日を期待したいですな。


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【勝敗予想結果】
14勝4敗
 1回戦:14勝3敗
 2回戦(初戦):0勝1敗

【優勝校予想】
◎履正社……2回戦進出○
○花咲徳栄……2回戦進出○
▲山梨学院大付……2回戦進出○

【2016年・夏の甲子園記事まとめ】
地方大会もろもろ
初戦勝敗予想( )/優勝校予想 
第1日第2日第3日第4日第5日
 

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