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 かなり雑ですが……。




#19:終わりの朝
 こういうアニメの終盤によくある、決戦前の静寂のひと時、みたいな話は良いですよね。
 否が応でも、その後のやってくるであろう決戦に向けて期待が膨らまされる感じがして。

 ただ、フィオレの性格的に魔術師に向いていないという問題を、ユグドミレニアの当主の座をカウレスに譲るというかたちであっさり解決してしまったのは、意外だったしやや拍子抜け。
 というか、弟に放り投げることで解決するというのがちょっと……。




#20:空を駆ける
 空中庭園に向かうジャンヌとセミラミスが会話するシーンで、わざわざセミラミスがテレビ電話みたいな映像を空に映し出してたのが、ちょっと面白かったのは覚えてる。
 だってなんか、昔の特撮とかアニメっぽいというか、絶妙なダサさが……(笑) 




#21:天蠍一射
 ケイローンとアキレウスの因縁に決着。まあアニメだと、序盤に殴り合ったあとは大した描写もなかった気がするけど。

 個人的にツボだったのは、ケイローンがアキレウスをほぼ一方的にボコボコにしながら、「これほどに育っていましたか、アキレウス!」って言うところ。
 いや、台詞と動きが合ってないよって。そこは互角の打ち合いをしながら言うところだろと(笑)
 その前までは互角のバトルだったし、またその後にはアキレウスのカウンターで勝負が決まるわけなのだけど、じゃあ何故その台詞のところだけケイローンのワンサイドにしたのか……(笑)

 しかしイローンの死に際して、時間の都合でフィオレちゃんがノーコメントなのはちょっと寂しい。
 



#22:再会と別離
 奈須きのこがこの回を見終わった後にコメントしてたみたいです。
 
―――凄まじい、そして素晴らしいものをみた。
圧巻としか言いようがない。
偶然にも試写室で観られた事に感謝したいほどだ。
200インチの画面サイズにも耐えうる画面作りとスピード感。
「動きの緩急」と「外連味」で見せるアポクリのバトル手法の到達点といっていいのではないだろうか。

まさに、輝きとはこの一筆。演出の妙の粋を知れ。

きらめくばかりの才能の発露を目の当たりにして、カルナとジークの最後の攻防は大笑してしまったほど。
無論、あまりの気持ち良さにです。「おお、ブラボー……!」みたいなもんです。

この話の担当の演出さんたちはまだお若い方たちらしく、まるっと22話を任されていたとのこと。
またとんでもない怪物が本性を現したものなのだわ……
(竹箒日記12/9)

 一瞬、「え、何? 嫌味言ってんの?」とも思いましたが、冷静に考えたら、たしかにカルナvsジークのところは凄かったです。

 まあ、宝具を放つ際に、漫画調で描かれていたカルナさんが、一旦ジークフリートを映したあとの次のシーンでは普通に戻っていたところは、あまりの落差がツボだったんですが(笑)

カルナさん
カルナさん


 せっかく演出で漫画調で描いたなら、せめて宝具をぶっ放すところまでくらいはそれで通してくれないと。いきなりスッと無表情になったみたいで笑っちゃうでしょうが。

 そんなカルナとジークの戦いは、アストルフォがアキレウスから譲られた宝具で乱入してきたこともあってジークの勝利。
 決闘を望んでいたカルナからすればとんだ水差し野郎の出現ですが、サーヴァントの力も含めてマスターの全力と涼しく受け止めるカルナさんまじイケメンッ……!

 カルナさんのイケメン具合で言えば、既に契約は切れてしまったマスターにも義理立てして、カウレスとジークに幽閉されているマスターたちを助けるよう頼むところも素敵ですね。
 まああのシーンも、いつの間にかカウレスが空中庭園にいたり(前回ケイローンが倒される当たりでは、まだフィオレと飛行機内にいたような)、その後カウレスが(元)マスターたちを助けるとことか、色々とツッコミどころはありましたが。

 
 さて、上述奈須きのこブログによれば、「この話の担当の演出さんたちはまだお若い方たちらしく、まるっと22話を任されていたとのこと」という話で、つまり若さゆえの勢いで、やりたいことをやれることのキャパシティ以上に詰め込んでしまったということなんでしょう。
 そのしわ寄せを諸に受けていたのがジャンヌvsアタランテでした。特に前半、なんか塗りも線も非常に残念なことに……。

 そのアタランテは、ジャンヌを倒すために悪墜ち。獣のような戦いで追い詰めますが、アキレウスが割込み、ジャンヌに代わってアタランテの相手を引き受けます。
 で、2人はほぼ相討ちのような最期を迎えるわけですが、今わの際の台詞を聞くに、この2人にも原作ではもっと色々とエピソードがあった感じがありますね。
 本編中では最初に一緒に行動していた以外は、ちょくちょく会話があったのと、あとは決戦前にアタランテとセミラミスの仲裁をしたくらいですが。
 前回のケイローンとアキレウスといい、あるいは少し前のジャックと六導さんといい、なんかこのアニメそんなんばっかりです。身も蓋もないことを言えば、2クールじゃ足りなかったということか。

 とりあえず、アタランテ・オルタ(?)のFGO参戦をお待ちしております!
 ……ないか(笑)


 次回は、ジャンヌvsシェイクスピアの宝具? ジャンヌにとって相性最悪というのはどういうことなんでしょうか。フランケンシュタインの時のように、生前のトラウマを刺激するような精神攻撃?

 あと前回、アストルフォにとどめを刺そうとしていたセミラミスに突っ込んできたモードレッドはどこへ? なんかセミラミスはしれっと何事もなかったかのように玉座でジャンヌを出迎えていたけど、カウレスの瞬間移動といい、なんかこのアニメ各話間の整合性も、微妙によくわからないことがあるんだよな。


 ……というようなことを書いて投稿しようとしたんですが、アタランテ周辺の作画は、線を省略してたくさん動かす技法だという話で。
 まあたしかに、滅茶苦茶動いていたような気もしますが……。でも、うーん。

 
 ついでにアタランテと言えば、アキレウスとの関連について感想まとめとか読んでたら、原作でもあそこは唐突で驚いた、みたいな声がチラホラ。

 上でも触れていますが、このアニメはキャラクターの行動原理や背景がイマイチ掘り下げられないまま退場、みたいなのが続出していて、まあこれはキャラクター多すぎ&アニメの時間的制約の都合で、原作だともっと色々掘り下げられているんだろうなあ、と思っていたわけですが。
 アキレウスに関するそうした声を聞いて、もしかして原作からしてあんな感じなの……?とちょっと思ってしまいました。いや、実際どうなのかは知らんけどもね。




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