斜陽ブログ。~高校野球とかアニメとか~

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ホークス記事……2015年 2016年 2017年 2018年

NPB>その他雑記

セ・リーグDH導入問題で思い出したい、セ・リーグがDHを採用しない理由9か条

 巨人がセ・リーグ理事会にDH導入を提案したものの、流れたようですね。

巨人がDH制暫定導入を提案「理由は3つ」オーナー(日刊スポーツ)

セのDH来季導入は見送りへ 巨人本気の文書提出も(日刊スポーツ)

 交流戦での毎年の負け越しは言わずもがな、2012年を最後に日本シリーズでも敗退が続く昨今、両リーグの格差は指名打者制の有無にありとして、セ・リーグでも指名打者制を採用すべきではないかという話が毎年のように聞かれるようになりました。

 指名打者制の有無はリーグの個性。いたずらに無くすべきではない……。
 私も以前まではそう思っていました。
 実際、好投の先発に接戦の好機で打席が周った際、代打を出して勝負に出るのかいなか? という面白さは確かにあると思いますし。

 しかし去年、和田一浩のこのコラムを読んで、考えが変わりました。

DH制の方が野球はおもしろい/和田一浩

絶対にDH制の方が、野球は面白いと思います。自分がプレーしていると、違いはそれほど感じなかったのですが評論家で野球を見ると違いました。セの試合では6番以降の打者が先頭打者で出塁しても、得点が入るような気がしません。投手に打順が回ってくるからです。2死で走者が得点圏にいても、打席が投手ならガッカリします。

 たしかにたまにセ・リーグの試合を見ていると、下位でチャンスを作って反射的に「おっ」と思ったら、次打者が投手で「ああ……」ってなること、よくある気がします。

 6番からなら先頭が出塁、送りバントで1死二塁も8番が倒れるとか、あるいは1死からヒットと内野ゴロで2死二塁とか。
 あるいは5番からの攻撃でも、2死一二塁とか一三塁とかになったところで回ってくるのが投手ですからね。

 まあよく見る気がするだけで、イメージの話でしかないんですけど。

 だからまあ、リーグ当事者やファンが良いと思うなら、別に導入しても良いんじゃないですか?という感じです。
 そもそも私は見るとしたら基本パ・リーグなので、あまり関係ないしー。
(今年はパ・リーグも見てないですけど)

 まあ、それがいわゆるリーグ間の差をなくすことに繋がるか、はまた別の話ですが……。

 一応MLBでも、指名打者制を採用しているア・リーグと、昨年まで採用していなかったナ・リーグでは、2019年までの交流戦の勝敗数、勝ち越したシーズン数共にア・リーグがリードしているようなので、無関係とまでは言えないかもしれません。
(もっともMLBの交流戦は、NPBのような総当たりでは無いので、必ずしも同列に比較はできません)

 ただ、ワールドシリーズでは拮抗(ないし近年はむしろナ・リーグ優勢)しているわけで、結局強いところはどっちにしろ強いという話であり、つまるところ当人の努力次第という話になると思いますが。


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テレビ朝日野球中継における視聴者ツイートが非表示にできるように(あとテレビにおけるネット的な双方向性の実現の試みについて)

 先日のソフトバンク対ロッテ戦は、テレ朝系列(地上波⇒BSのリレー中継)でも放送されており、私は最初、地上波のテレビ朝日で見ていました。

 テレ朝……に限らず、民放キー局が制作する野球中継にありがちなのが、視聴者の感想ツイートをリアルタイムで画面上に流すアレ。
 
 全国放送に乗せる関係上、あんまり口調が悪かったりお下品だったりするツイートを流すわけにはいかず、おそらくスタッフの取捨選択を経ることになります。
 まかり間違っても、「お前ここで打てなかった荷物まとめて筑後に帰れやゴルァ!」みたいなお下品なツイートが流れることはないのです。

 その結果、「ここで打ってくれー」とか「ナイスプレー!」みたいな毒にも薬にもならない普通の、無味無臭な応援コメントしか流れず、そんなものを常時画面下などに表示されても邪魔なわけです。
 まあ、自分の実況ツイートも「●●さん!(選手名)」みたいなのばっかなんで人のこと言えないんだけど、見るかどうか選択する自由はこちらに与えてくれよ、と。
(それに、そんなものをわざわざハッシュタグとかつけて、全国のお茶の間に晒したいとは思わないし)

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広尾晃さんのNumber内川記事の数字が全然違うのですが。←現在は訂正されました。(1/14お願いを追記)

(1/14追記というかお願い)
 なんか自作自演で宣伝してるっぽくなってしまうんで、あんまり広尾スレでうちのブログの名前連発しないでくれー(汗

(1/12追記)

 現在は下記のデータは訂正されています。

(1/13また追記)
 
 Twitterで広尾さんから訂正したと、引用RTでご報告を頂いていたので一応。
 本文記事中などではまったく訂正した旨触れていないなか、このツイートが唯一広尾さん本人が読者に周知しているものになりますかね(それもどうかと思うが。広尾さん個人のブログだって、「修正しました」の一言くらいは修正箇所に添えるのに……。まあ、それでも足りないのでは、という話はこちらに)。

 なんて答えるべきか思いつかず結局返信しなかったけど、あくまで私宛のリプライではなく、フォロワーへの周知も兼ねた引用RTだから良いですよね……。
(わざわざご報告ありがとうございますくらいしか言うことないけど、それだと嫌味っぽいし)

 私にツイートを引用RTするということは、Numberの問い合わせフォームや広尾さんのブログコメントに間違いの指摘があったから修正したのではなく、ここを見て気づいたということなんだろうか?
 しかし広尾さんはどこで私の記事を知ったのだろう? たしかに「広尾晃 内川」とかで検索すると、私の記事がそこそこ上の方に出ては来るけど……。
 広尾さんのウォッチスレにここのブログの名前が出てるので、それを見たとか?

 ちなみにそのスレッドの書き込みによると、広尾さんのブログに寄せられた、今回の件について何も言わずに修正したことを指摘したコメントが消されていたらしいのですが、そのコメントをしたのは私では無いので念のため。
 そもそも私は、すでに2年前くらいから広尾さんのブログにはブロックされてコメントできないです(笑)


※以下本文

 新年一発目の広尾さんのヲチ記事です。
 と言ってもここ半年くらいかな?  ほとんど記事はヲチしてなかったんですけどね。ウォッチャー失格ですな。

 そんななか、先ほどヤフーで内川に関する記事があったので何とはなしに読んでたら、「あれ? これなんか見覚えある文章だぞ? ってやっぱり広尾さんじゃーん!」と広尾晃さんの記事を見つけてしまったのでした。

(ヤフーの記事は、しばらくすると見れなくなるので、リンク先は元のNumber Webのリンクを。
 Numberだとタイトルの下に署名があるので誰が書いたかすぐにわかるのですが、ヤフーだとそれが無いのです)


 で、これも何かの縁ということで、軽くツッコミでも入れようかなと思ったわけですよ。

 訳ありFA云々のくだりはおんJまとめサイトでもつっこまれてたから良いとして、あとは、

 なんとなく剽軽な印象があるが、タレントや芸人と並ぶと、内川は素晴らしい肉体の持ち主であることがわかる。185cm90kg、チームメイトの柳田悠岐は188cm93kgと一回り大きく「鉄躯」という言葉がふさわしいが、内川は足も細くて長く、体全体が鞭のようにしなやかだ。そのたたずまいが、「内川聖一」という野球選手を物語っている。

というところを読んで、内川に剽軽なイメージあるかな?どちらかと言うとガッチリタイプじゃない?とか、そんな他愛もない話とかね。
 ……というか「剽軽」という言葉に、所謂「ひょうきん者」と使うような意味の他に、身軽とか素早いとかの意味もあるということ自体、そもそもこれ読んで調べるまで知りませんでしたが。


 で、特に気になったのは、 「内川は、滅多に三振しない名人級のスラッガーである」と題した部分。

 論より証拠。パで過去3年間、合計1000打席以上立った打者の打率ランキングに三振率(三振数÷打数)をつける。

1柳田悠岐 (ソ) 1378打数452安打 打率.328 三振321 三振率23.3%
2秋山翔吾 (西) 1803打数580安打 打率.322 三振298 三振率16.5%
3近藤健介 (日) 979打数311安打 打率.318 三振161 三振率16.4%
4角中勝也 (ロ) 1343打数406安打 打率.302 三振162 三振率12.1%
5西川遥輝 (日) 1476打数437安打 打率.296 三振314 三振率21.3%
6内川聖一 (ソ) 1351打数398安打 打率.295 三振134 三振率9.9%
7森友哉  (西) 954打数280安打 打率.294 三振269 三振率28.2%
8浅村栄斗 (西) 1668打数484安打 打率.290 三振340 三振率20.4%
9銀次   (楽) 1276打数366安打 打率.287 三振143 三振率11.2%
10中村 晃 (ソ) 1505打数430安打 打率.286 三振157 三振率10.4%

 ソフトバンク柳田、西武秋山と今年30歳になる脂の乗り切った選手が上位に来て、内川は6位だが、三振率はただ1人10%以下。並みいる強打者が4~6打数に1回は三振を喫している中で、内川は10打数に1回以下だ。

 1000打席以上でこれよりも数値が低い打者は、内川と同い年の楽天、藤田一也だけ(8.9%)しかし藤田の打率は.264だ。

 またセ・リーグ1000打席以上の打者で最も低い三振率は、阪神・鳥谷敬の14.7%だ。

 三振率というデータがそうなってるんだから仕方ないと言われればそれまでだが(でもこれも、そんなにポピュラーな指標かな?)、三振の少なさを比べるのに、打数ベースは微妙じゃない?
 だって同程度の打席数なら、四球を選べば選ぶほど分母が減ってパーセンテージが上がっちゃうんだから。三振のしにくさを比較するなら、打席ベースの方が妥当なような……。

 まして、内川は四球をあまり選ばないので、内川の三振が少ないのは事実だとしても、打席ベースと打数ベースで上のランキングのイメージも変わってきちゃうんじゃ……。 

※ただし、”バットをボールに当てる技術”を評価するのなら、打ちに行ってなおかつ三振しない打者が偉いということで、打数ベースで見る意味もあるのかもしれない。
 もっともそれなら、そもそもセレクティブヒッターを同じ土俵に上げるのは間違いという気もするが……。

 ということで、わざわざ打席ベースの三振率を調べていたのですが、そしたらそんなことどうでも良くなる問題に直面。
 上のランキング、私の計算とそもそも全然数字が合わないんですよ!
 秋山の過去3年の三振数が、上だと「298」になっていますが、私の計算だと「278」で20個も違う。あれ?と思って他の選手も見てみたら、近藤も森も私の計算と合わない……。
 これはと思って打数の方を見てみたら、下一桁だけ暗算で足してみるという超簡易的なチェックでも数字が全然合わない人が続出(テストの見直しにおける、ケアレスミスチェックの基本ですね。受験生のみんなは気をつけるんだぞ☆)。
 
 おいおい……ということで、上のランキングの数字を片っ端から訂正してみましたよ。

 あ、念のためですけど、上のランキングって、15年〜17年シーズンの成績の合計ってことで良いんですよね?
 もしかしたら、最も成績の良くなる3年間を抽出、とかなのか?とも思ったけど、そんな面倒なことしないだろうし、それならどの年を抽出したか書くだろうし、そもそもどの3年間を抽出しても、秋山の打数が1803になることはありません。
(何故なら3年で1803打数マークした場合、1シーズン平均で601打数必要ですが、秋山が601打数以上マークしたのは15年の602打数だけで、あとは600打数を超えたシーズンすら無いためです)


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回転数/球速? SPVについて詳しく解説求む

 ところで、オールスターを見ていて気になったことがひとつ。

 試合中継では、新しく導入したトラックマンのデータを度々紹介していました。ボールの初速や回転数、あるいは打者の打球の速度や角度を計測するものです。
 もっともパリーグファンからすれば、主に楽天主催試合の中継でよく出てくるので、そこまで珍しくもないものではあります。

 とはいえテレ朝にとっては物珍しくてたまらないのか、しつこすぎるくらいトラックマンのデータの話ばかりしていて、賛否を呼んだようで。
 明日のマリンにも持っていくのであれば、もう少しバランスを考えて中継して欲しいところです。
 まあ今日の試合にしても、大谷連呼実況とかになるよりは、よっぽど良かったと思いますが(その点については、今年は抑制的でした)。

 で、このトラックマンの数値。

初速:150km/h
回転数:2373回/m
SPV:15.83


みたいな感じで表示されます(上記は、千賀が投げた際に表示されたものを、ネットに上がっていたキャプ画像から起こしたものです)。

 このなかでSPVは回転数÷球速で算出される、ボールの質を表す数値とのことでした。
 実況のアナはSPVについて、「2373を150で割った数値になります」(正しくは千賀ではなく別の投手の時なのですが、どのシーンで言ったか忘れたので、数値は便宜的に当て嵌めたものです)と説明していたのですが……。
 
 でもこれ、本当にそのまま分速を時速で割るんでしょうか。2373で150を割ると、だいたい上述の数値になりますが……。
 まあ、ピッチャーのボールごとに比較したり、基準にしたりする指標になれば良いので、そのあたり厳密である必要はないのかな。

 で、このSPVをメジャーの投手の数値と比較したりしていたのですが、メジャーの投手の球速も、マイルをキロメートルに換算して算出したものなんでしょうか。
 なんかそのあたりの細かいことが、良くわからず気になってしまいました。




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広尾晃「世間が野球選手を知らない時代がやってきつつある」の今更感

 今日はソフトバンクの試合が無いので、去年くらいから、さかんに「野球離れ」「野球の危機」を喧伝してやまない広尾晃さんのことでも。
 え? お前は最近は、別に試合があっても記事書いてなかっただろって? 


世間が野球選手を知らない時代がやってきつつある(野球の記録で話したい)

各球団の広報担当者には、元プロ選手も、一般採用の職員もいるが、どちらかは一発で分かる。
それくらい元野球選手は存在感があるし、ある種のオーラも感じる。
しかし、その選手が誰であるかは、現役時代を知っているか、引退後もテレビなどで露出していない限りわからない。
最近のように地上波での野球中継が激減すると、野球選手、野球人の認知度はどんどん下がっていくだろう。 

 最近をどの範囲で捉えるかはその人次第とはいえ、「地上波での野球中継が激減すると、野球選手、野球人の認知度はどんどん下がっていくだろう」って、今更にも程があるでしょ。

 以前の記事でも書きましたが、広尾さんの“野球の危機ネタ”は、1周遅れ(もっと?)感が凄いですよね……。


 というか個人的な印象だと、ここ数年は、むしろ野球選手の露出は増えていると思うのだよね。
 相変わらず地上波での野球中継はほとんどないけれど、野球選手(というかスポーツ選手全般)がクローズアップされたバラエティ番組が放送される機会は、一時期(00年代の主に後半)に比べてだいぶ増えたと思う。
 
 まあ、それで野球選手の認知度が、昔のように戻るかと言ったら、それは難しいでしょうけど。
 それでも、何も無いよりはずっと良いはず。そうした番組をきっかけに、少しは顔と名前の一致する選手が増えるかもしれない。またそうした番組をきっかけに、野球ファンになっていく人も、決して割合としては多くはないにしても出てくるかもしれない。
 
 でも、そういったバラエティ番組とかは、広尾さんは馬鹿にするのだよね。そもそも、ライト層は認めないどころか、見下す人だから。

野球選手、野球人が「有名人」ではなくなる日が近づいている。ただのガタイがいい人になりつつある。

これに関しては、もう打つ手がない。どうしようもない。そうなることを受け入れるしかない。そのことを野球界はどこまで認識しているのだろうか。 

で、こうやって憂えて見せるだけ。

 なんか山形浩生の、「日本の反知性主義」の書評における白井聡に対する、「現状の追認と諦めを表明するニヒリズムと、『でもワシはそれを憂慮できる賢い知識人なのよオホホホ』いう優越感をまぜこぜにしただけ」という批判を思い出しましたよ。


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