斜陽ブログ。~高校野球とかアニメとか~

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ホークス記事……2015年 2016年 2017年 2018年

侍JAPAN>U18

【2019年夏甲子園】優勝予想振り返り③:近江編

 だいぶ日が空いてしまいました。こういうのは筆が乗っているときに、一気に書いてしまわないと、しばらくまた書けなくなってしまう。 U18期間中に書き終えればセーフとか言っていたのに……(笑)

 そのU18ですが、最初のスペイン戦しか結局見れませんでした。その試合は苦戦したものの、その後は調子も上がってきて、アメリカ相手に16得点したときには、前回記事で書いたU18への不安要素は的外れに終わるのか?なんて思ったのですが。
 終わってみればメダルすら逃す5位。注目の佐々木は1イニングしか投げられず。

 やっぱり西谷監督じゃないと国際大会は勝てないってことですかね。まあ、代表監督に専任監督を置くようになったいま、現役監督は選ばれないでしょうが(そのくせコーチ陣は現役なのがチグハグだよな)。
 西谷監督が無理なら(本人もやりたくないだろう)、いっそ元NPBから選べれば良いんだろうけどね。実際、U12やU15は仁志とか鹿取とか元木がやってんだから。
 まあ、高校や大学はアマチュア組織が強固なのもあって、難しんでしょうが。だいぶ解消されたとはいえ、未だプロアマの溝は深いということなんですかね。

 でも、指導力がありフリーって人、高校野球指導者から探すのなかなか難しいと思うんだけどね。実力のあるならどこかしらを現役で指導しているわけで(その点プロはイスの数が少ないからね)。
 小枝氏や永田監督みたいな、専任監督ができる程度の体力が残っている年齢でフリーな人ってあんまりいないのでは。しかもこの2人が実力があったかと言うと……(育成力はあるのかもしれないが、能力のある選手を集める代表監督の場合、それよりも試合に勝てる能力の方がずっと重要でしょう)。

 いっそ古田にやってもらえば良いんじゃないの、とか思ってしまいますが。栗山も工藤も(稲葉も出てたっけ?)熱闘甲子園からステップアップしたけど、彼はあんまりプロの現場復帰の意思無さそうだし。
 ならせめて、高校日本代表の監督という立場で、その球界の頭脳を日本野球界に還元してくれやって話です。

 もっとも選手を出す側からしても、ほとんど面識のない元プロより、高校野球界に名が知れている人の方が、心情的に抵抗なく送り出せるのかもしれないけども。


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【2019夏甲子園】優勝予想振り返り②:履正社編。インタビュー問題とか、U18代表の話とか。

 続いて優勝予想振り返り、履正社編。

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【2018年夏甲子園】振り返り(その他諸々②):アジア選手権編。大敗でも笑顔と懸命なプレーが印象に残ったスリランカ。

 18年夏振り返り甲子園というか、台湾、韓国に敗れて3位という成績に終わった、U18日本代表のアジア選手権について。

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【2016U-18・アジア選手権】高橋昴也、今夏最高の投球。好敵手・韓国に勝利【KOR1-3JPN】

U18韓国1-3U18日本

 この試合は、とにかく高橋昴也が良かった。球速は140キロ台後半でキレも良く、空振りを多く奪っていた。やはり本調子のときのストレートには、惚れ惚れさせられるものがある。
 制球も、埼玉大会で見られた程度の荒れ球に収まっており、先に点こそ失ったものの、終始安定しほとんど心配なところが無かった。
 この調子を甲子園の最初から見せていてくれれば……と思わなくもないが、まあ敗れた作新学院戦は良かったしな。

 2番手の堀も、前回登板の台湾戦に引き続き、非常に素晴らしい投球。スライダーが冴えに冴え、韓国打線は手も足も出ない……といった風だった。今大会、投手陣で一番株を挙げたのはこの堀だろう。プロ志望届、出して欲しいなあ。

 一方で打線は、2死からショートの悪送球で同点。パスボールで逆転と、相手の守りのミスに助けられた。ショートのエラーが無ければ普通に3アウトチェンジ。しかも点を奪ったのはこの回だけだった。やはりこの間の台湾戦然り、アジアのトップクラスを相手にするとイマイチ物足りない。
 そんななか、3点目を挙げた入江のタイムリーは非常に良かった。落ちるボールを逆らわずにセンター前へ。高橋の調子が良かっただけに、2点差となるこの適時打は非常に大きかったと思う。

 日韓戦ということで、後味の悪くなるような、荒れた試合になると嫌だなあと思っていたが、そうでもなかった。韓国側がもっと闘志むき出しでくるかと思いきや、その気配が見られたのは序盤まで。審判の判定に声を荒げるなどしていたが、中盤以降は大人しく、なんか淡々としていた印象を受けた。
 それだけ高橋、堀が良く、どうしようもないという感じだったんだろうか。このところの、日韓関係の改善が影響している、なんてことは無いだろうけど(笑)


 さて、これを書いている最中、日本と台湾による決勝戦が行われている。とりあえずは、開催国の台湾が決勝に進出で来て良かった。昨年のプレミア12のようなことになると、台湾の野球ファンの気持ちを思うとやるせなくなってしまうから……(笑)
 U18世代の日本代表は、13年、15年のW杯、14年のアジア杯と、ここずっと国際大会をあと一歩のところで制し損ねている。まずはお互いが健闘をたたえ合えるような、気持ちの良いゲームになってほしいのだが、出来ればそうした好ゲームの末に、四度目の正直を成し遂げて欲しいところだ。


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【2016U-18・アジア選手権】今井の粘投&堀の好投で台湾を破る【TPE0-3JPN】

U18台湾0-3U18日本

 U18アジア選手権の、日本対台湾戦の感想です。大勝した香港戦や、爆勝したインドネシア戦は観れなかったのでスルーで。


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 台湾の先発は、長身の右腕投手の翁瑋均(ウォン・ウェイジュン)。
 立ち上がりにいきなり先頭打者に四球を与えるなど、不安定な投球ながら、日本はなかなか捉えられない。決して凄まじいボールを投げるわけではないものの、良いカットボールを持っており、また荒れ球が球審の外が広いストライクゾーンとマッチして、日本打線を苦しめていた。
 ようやく先制したのは4回。先頭の鈴木将平がレフトオーバーの2ベースで出塁すると、四球とバントでチャンスを作り、内野ゴロの間に1点。さらに林中のタイムリーで1点を追加しこの回2得点。
 さらに6回、再び鈴木が2ベースで出塁。鈴木はこの日、4打数2安打、2本の二塁打の活躍で、個人的に楽しみにしていた選手だったのでちょっとうれしい。2本のヒットは、いずれも逆方向に逆らわず打ったものだった。

 台湾は、続く九鬼のカウントが1-1(たしか)になったところで監督がマウンドへ。球数はまだ70球に達したくらいかつ、打席の途中での交代。しかも、日本はリードしていたと言っても、イマイチ捉え切れていなかっただけに、やや不可解な采配だった。
 結局、代わって出てきた萬昭清(ワン・ヂャオジン)が、翁以上の荒れ球……というか単純にコントロールが悪く、日本はバントとワイルドピッチで追加点を奪い、リードを3点に広げた。

 一方の日本の先発は今井。こちらも初回にいきなりランナーを背負うなど、甲子園や大学日本代表との壮行試合で見せた姿とはほど遠い投球だった。特に、自慢のストレートの制球が悪く、なかなかストライクが取れなかった。
 それでも変化球は良く決まっていた。変化球を主体にしつつ、投手有利のカウントになったらストレートを投げさせ、最後は変化球。九鬼のリードが光ったのではないかな。決して本調子でないながら、5回途中まで無失点に抑え、まずまずの好投だった。

 5回裏、内野安打とバントヒット(リプレイでは明らかなアウトだったが…)で無死一二塁となり、次打者をセンターフライに抑えたところで今井は交代。堀がマウンドへ。
 今日はこの堀の投球が冴えていた。いきなりピンチで迎えた、台湾の大谷こと陳琥(チェン・フー)に、スライダーを続けて空振り三振を奪うと、その後四球を与えるも、無失点でこの回のピンチを切り抜ける。
 堀はその後も快投を続け、4.2回を1安打無失点7奪三振の好救援。リードを守り切りました。この日の堀は、ストレート、スライダー共にキレが素晴らしかった。スカウトの評価もうなぎ上りだろう。何となく進学しそうなタイプに見えるけど、志望届を出した方が良いと思うなー。

 ところで、この台湾の大谷ことチェン・フー。この日は打撃では、三度の好機すべてに凡退し、堀に打ち取られたあとのベンチでは相当悔しそうにしていた(第四打席でヒットを放ち意地は見せた)。
 一方で投球では、7回表2死三塁の場面で、DHを解除し3番手として登板。空振り三振でピンチを脱すると、9回まで2.1イニングを1安打無失点3奪三振と好投した。140キロ台後半に達するストレートは力強く、ナックルカーブやチェンジアップも落差がある一級品のボール。さすがに他の2人とはモノが違うところを見せてくれていた。
 この大会でもまたぶつかる可能性があるのはもちろん、今後の国際試合でも、日台戦で相見えることもあるはず。また、場合によっては、NPBでプレーするようなこともあるかもしれない。楽しみなピッチャーですな。


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 試合は台湾のホームということで、拡声器&バルーンバットによる台湾応援団が詰めかけていた。U18大会ではなかなか見られない、国際大会らしい雰囲気。日本の選手からすればアウェーな状況だけど、良い経験になったのでは。

 それにしても、メンバー発表時から思っていたことだけど、投手は豪華でも、野手はちょっと物足りない……。まあ、昨夏がオコエに清宮に平沢に賑やかだったギャップもあるだろうが。
 外野手が2人しか召集されてないあたりにも、今年の世代の野手の物足りなさが表れているような。去年も杉崎とかがレフト守ってたけど。

 あと、初回に四球でランナーが出ると、すかさず送る小枝野球にもゲンナリ。明らかに立ち上がり制球に苦しんでいるところに、簡単にアウトをプレゼントするのは、いい加減勘弁して欲しい。3回も無死一塁から、簡単に送っていた。
 小枝さんって、高校野球指導者としてはベテランで実績もある(甲子園春夏通算10試合出場)けど、勝敗で見たら10勝10敗。最高成績こそ92年夏の準優勝があるとはいえ、04年春を最後に、拓大紅陵の監督を退任した14年まで甲子園には出てきてないし。今更わざわざ代表監督に引っ張ってくる人材なんだろうか。
 いつもみたいに現役監督にやらせるのはいい加減負担が大きいという判断で、かつフリーで適当な人が他にいないということなのかもしれないけど……。でも、気比の東や関一の米澤をコーチとして連れてきてるしなあ。

 今年の夏の甲子園が、作新・小針のバントをしない野球で制されたことを思うと、小枝野球の古めかしさが余計に際立つ。もっとも、上述の通り打力に迫力を欠いていることや、バットが木製ということもあるので、バントの重要性は甲子園より高いとは思うけど。
 でもそれにしたって、簡単に送り過ぎというか、最終的に送るにしても、もっと揺さぶるとか、選択肢の幅を見せるような攻撃をして欲しいところ。代表チームってことは、各校の野球が一番上手い奴を引っ張ってきている筈で、そういう野球ができる集団だと思うんだけどね。

 というか、U12やU15がそうであるように、U18代表もプロの指導者が監督やれば良いんじゃないのかね。仁志や、鹿取みたく。


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 ところで、この試合を私は、ネット番組配信サイトのAbemaTVで見た。これまでちゃんと利用したことは無かったものの、テレビ朝日が絡んでいることは知っていたので(それゆえ、プロ野球のオールスターも配信していたはず)、BSのやつをそのまま流すものだと思っていたら、Abemaのオリジナル放送だった。そもそも今年BSでU18を中継するのは、TBSだった。

 それはともかく、解説の人がなかなか面白かった。中継を最初から見ていなかったので自己紹介を聞けず、松倉さん、と呼ばれていたと思うのだが、「野球 解説 松倉」で検索してもそれらしい人はヒットせず……。
 今井の不調について、甲子園から中5日で壮行試合に登板して2回を投げ、そこから中3日で先発という日程からくる疲労を指摘するなど、結構小枝監督に辛口だった。
 一方で、アマチュア野球に精通しているようで。08年夏の大阪桐蔭のエース・福島や、去年の常総学院の宇草の現在の所属チーム(それぞれHonda、法政大)をサラっと言えるあたりは、野球指導者よりもライター的な感じもある。AKI猪瀬みたいな。
 しかしその系統の人が、野球面でああいう辛口なことを言うだろうか……?

 ……と思っていたのだけど、やっぱりスポーツライターのようだ。

松倉雄太(高校野球ドットコム)

 というのもベースボールキングのこの記事のよると、U18の壮行試合のAbemaTVによる中継にも、この人がゲストで登場したようなので。


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