アニメ>2018
『BANANA FISH』は結局、6話くらいまでで見るのをやめてしまっていたのです。
別につまらないわけじゃなく、単に夏アニメは甲子園見たさで後回しになり、そのままうやむやになってしまうことが多いせいなのですが。特にこれの場合、原作を一通り読んで展開を知っていたし。
加えて製作スタッフに、あまり好印象を抱いていなかったというのもあります。
まず、時代を現在に移したことについて語ったインタビュー記事で、時代は変えるがストーリーはそのまま、とかアッケラカーンと言い放つ様に唖然。
ストーリーというのは世界観と密接に関わるもので、「そのまま」なんてできるはずないのに。
だいたい現代アメリカで、マフィアがそんなに力持ってるのかって話で(そのあたり私は詳しくないので知らんけど)。メキシコとかならまだしも……。
また、実際アニメが始まってみたら、原作通りの話を展開して、それだとスマホとかが邪魔になるシーンになると、スマホを捨てたり壊したりといったスマホが使えない理由がイチイチ挟み込まれるのが、なんか言い訳がましく見えて鬱陶しかった。
6話あたりでは、道に迷っているうちにいつの間にか目的地のカリフォルニアに到着していた……という原作通りながら、スマホ時代にはあり得ないシーンをそのままやっていたし。
そんなわけで録画はしつつも見るのを敬遠しながらズルズル来てしまったわけですが、先日、実家に帰ったおり、『BANANA FISH』の最終回を見てしまったのです。家族がリビングで見ていたので。
で、結論から言うと素晴らしかったのです。
もともと何が起こるかは知っていたけれど、ラストの一連のシーン、特に英二のモノローグで手紙の内容が読まれながら、アッシュが図書館へと向かう流れは、美しく、感動的。
やはり音声と映像と色がつくアニメは良いものだと思わさました。
やはり音声と映像と色がつくアニメは良いものだと思わさました。
また、その前の戦闘シーンも見ごたえあり。軍人が無駄に鉄パイプをグルングルン回すところは、最終回ということで作画班がポテンシャルを発揮し尽くそうとしたのだろうというのは分かりつつ、その動きの無意味さに笑っちゃったけど。
と同時に、これで満足したので、心おきなく未消化の録画を消せるわ、という心境にも。
どうせちゃんと見ても、ストーリーはそのままゆえに面白いは面白いとはいえ、時代だけ変えて平気という製作者の態度には苛々する、という微妙な気持ちになるだけだろうし……。
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