年初の更新から早2か月以上。一切合切更新しないまま、センバツを迎えてしまいました。
 ちょっと昨年途中から生活面で色々あり過ぎて、ブログなんて書いてる場合じゃねえ!……ってわけでもないのですが、何となく更新しないままズルズル日を過してしまいました。

 高校野球もこの1年そんなにニュースに目を通してなくて、何が何だかよく分かっていない感じです。
 秋大会終了後の報知高校野球を買ったりもしたのですが、先週くらいまでまったく目を通してませんでした。

 ということで正直、モチベーション的に今春は休もうかなというのもあったのですが、まあなんやかんや気づけば7年くらい続けているので、ここで辞めてしまうともう二度と再開できなくなりそうというのもあり、一応、予想してみることにします。
 まあリハビリみたいなものだということで、例年以上にお目汚しな内容ですが、ご容赦をば……。


◎仙台育英
 永遠の東北初優勝筆頭候補。
 光星は3季連続準Vの後は(全国レベルでは)パッとせず、聖光学院も未だ「前評判通りに勝ち前評判通りに負ける」という殻を脱する気配なし。花巻東も近年は地味な感じ。

 そんななか、相変わらず全国レベルでもブイブイ言わせてる東北勢はここくらいなもの。
(だからこそ、予想外なところに突然優勝してもらいたい気持ちもあるのですが……)
 須江監督就任以来、チーム内での積極的な紅白戦とデータ活用、令和に相応しい新時代の強豪校といった風を感じさせます。
 エースの伊藤と共に1年生の頃から注目を集めていた彼の退部は残念ですが、それでもなお盤石なチームを築き上げてきたのは見事の一言。

 特に1年時から甲子園経験のある伊藤と木村がバッテリーを組んでいるというのが良いです(伊藤はちょっと調整が遅れ気味の感はありますが)。
 正式な甲子園が1年間無かったからこそ、2年前の夏を経験している選手というのは非常に貴重な存在。
 その2年前はベスト8まで進出するも、奥川の代の星稜戦で爆散。
 先発するも大炎上し試合を壊したのが伊藤でした。
 1年越しという差こそあれ、大阪桐蔭に炎上した翌春に北信越に初の優勝旗をもたらした、平沼の敦賀気比と同じ匂いを感じます。
 加えて、昨年の甲子園の交流試合でも倉敷商に完敗。東北では一昨年秋以来王者として君臨しながらも、常に手綱が引き締められているのもポイントです。

 試合日程が最も空く初日からの登場。
 サンデー毎日が優勝候補の「軸」としてここと共に挙げていた3校(大阪桐蔭、智弁学園、中京大中京)および、主要スポーツ5紙オールA判定校(その4校+東海大菅生)は全て向うの山という組み合わせ。

 2018年に浦和学院に大敗してから立ち上げたという須江監督の「1000日で日本一計画」が結実し、東北勢初優勝を達成するお膳立ては十分にできていると感じます。




○県岐阜商
 須江監督の「1000日計画」のようなキャッチ―さこそないものの、ここも鍛治舎監督の長期計画の最終年だけに見逃せません。

 2018年3月の就任時に「3年で日本一」を掲げていた鍛治舎監督。
 2年前の春から1年生の高木を正捕手に据えるなど、春ないし秋から野崎、松野、廣部、宇佐美といった1年生選手を多く起用する様は、「栄冠ナイン」さながら。
 一昨秋、昨秋と東海大会決勝で中京大中京に屈してきたのが微妙な所ではありますが、いずれもその年のセンバツ優勝候補が相手ということなので、まあ良いでしょうということで。

 打線が小粒なきらいはあり、初戦から大会ナンバー1投手小園、さらにそこを抜けても2枚看板を擁し何となく不気味な明豊、押しも押されもせぬ優勝候補の大阪桐蔭(or智弁学園)、中京大中京といった対戦相手が続きそうなタフな組み合わせですが……。
 秀岳館の時と違って地味めな立ち位置ということもあり、習志野のような(準優勝だけど)しぶとい勝ち上がりに期待したいところです。
(まあ習志野は、星稜との騒動で大会が始まってからは結構目立ってましたが)




天理
 後述するベスト8予想から、▲を付け得るチームは……という消去法的な選択は否めないのですが……。
(まあ別に同じブロックから複数校選んだり、ベスト8予想に入れてないところから選んだりしても良いんですけど。実際一昨年は、8強予想の札幌大谷と同じブロックの明豊を優勝予想に入れてたし)

 時代は継投と言いつつも、忘れたころにエース1人のチームが勝ちあがってくる甲子園。 
 1枚看板のチームの中から選ぶなら、比較的日程の緩い序盤の登場かつ、ただでさえ実戦感覚がつかみづらい打者にとって、なかなか目に慣れないであろう長身の好投手・達のいるここで。

 その達や瀬の活躍で、大阪桐蔭を破っての近畿大会優勝など、注目を集め過ぎていた昨年の幻のセンバツに対し、今年は大阪桐蔭にコールド負けを喫しギリギリの選出(県決勝で快勝した智弁が優勝してなかったら……)ということで、実力のわりに存在感が薄い印象。
 
 エース1人で優勝した同じ県の先達・村上のいた智弁学園に雰囲気が被ること、4年前の夏ベスト4もやはりかなりノーマーク気味からの勝ち上がりだったことから、面白いチームなのでは?と思っています。
(もっとも500球ルールもあり、村上の再来というわけにはいかない。村上は2回戦から決勝までの7日間で500球オーバー。もっともあの頃より日程には間隔があり、最大で3試合なのでよほどのことが無ければ抵触しないと思うが……)




 その他優勝候補校を入れなかった理由については……。

 大阪桐蔭が優勝するのは、やはり本命第一候補の年よりも、勿論優勝候補トップクラスではありながら、他に注目校がいる年というところがあります。
 根尾・藤原・柿木で春夏連覇したようなチームはともかく、14年夏は東海大相模や九州国際大付、17年春は安田の履正社、2012年春も愛工大名電とかの方が注目されていたような……(あれは夏だっけ?)。
 まあケチをつけようと思えばいくらでもケチがつけられるって話で、その根尾の時くらい今年のチームも良いですよって言われたらそれまでなんですが。

 その大阪桐蔭と初戦でぶつかる智弁学園。
 仙台育英に伊藤、木村がいるなら、こちらには西村、前川、小畠ありということで、初戦が大阪桐蔭でなければあるいは……というところだったのですが。
 なまじ近畿で勝ってる分、甲子園ではどうかなというのがあります。
 もちろん連勝も有り得るわけですが、そこを突破したとしても、1年夏から注目しているエース西村の、投球の波の大きさがどうしても気になってしまいます。

 中京大中京は、優勝候補筆頭と目されていたチームの次の代で、こうしてまた優勝候補になっているのは凄いと思う反面、前チームのレギュラーメンバーがほとんど一新されているわけで、ちょっと評価が高騰し過ぎなきらいも。
 日程が詰まる6日目の登場ということで、500球ルールがかなり影響(1週間に最大4試合)。
 2番手・柴田次第というところで、前述のとおり強豪校の揃う山に入ったこともあって微妙かなと。
 
 東海大菅生は、エース本田が対外試合解禁後の練習試合で好調で気になる存在。
 4年前の夏には、清宮の早実、桜井の日大三を破って甲子園に出場しベスト4。優勝した花巻徳栄をギリギリまで追い詰めました。
 その後は国士館、日大三、国学院久我山あたりに優勝を譲ってはいるものの、昨夏の独自大会、秋と2季連続で東京王者に(独自大会では東東京優勝の帝京との特別試合も勝利)。
 智弁和歌山・中谷、天理・中村など、最近トレンドである元プロ監督というところもあり、西東京で着実に地歩を固めつつあるかのようにも見えるのですが……。
 ダークホース的存在だった4年前と違い、今年はちょっと前評判が高すぎて、受けて立つ立場に立たされてどうかな、というのが気になります。
 逆に言うならここで前評判通りの活躍をするようだと、西東京の中心は本格的に菅生に移っていくということになるのかもしれません。




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