今年のセンバツまとめ記事第2弾です。
あともう1記事くらいで、今年のセンバツ記事は終了です。
【勝敗予想】
22勝9敗(決勝終了時点)
1回戦:11勝5敗
2回戦:8勝0敗
準々決勝:2勝2敗
準決勝・決勝:1勝2敗
【優勝予想】
◎仙台育英……ベスト8
○県岐阜商……1回戦敗退
▲天理……ベスト4
【ベスト8予想】
【2021センバツ記事一覧】
優勝校予想
1回戦勝敗予想・ベスト8予想
・1回戦予想答え合わせ
第1日~第3日……東海大甲府vs東海大相模。
第4日……対照的な岐阜と智弁。やはり点は取れるときに取っておかないと勝てません。
第5日~第6日……専大松戸・深沢が優勝候補相手に好投。
2回戦勝敗予想①(第6日)
2回戦勝敗予想②(第7日、第8日)
・2回戦予想答え合わせ
第6日:仙台育英盤石。健大高崎は路線変更の弊害?
第7日:鳥取城北が好戦。ダークホース明豊が注目右腕・小園を破る。
第8日:スポーツ紙A評価チームが全勝。盤石な智弁、勢いの菅生。中京は気になる500球ルール……。
準々決勝予想
第9日:攻守と拙守が如実に勝敗を分ける。そして畔柳にいよいよ迫る500球ライン。
準決勝予想(&500球ルールの酷さ加減について)
準決勝答え合わせ&決勝予想
決勝答え合わせ:やはり注目チームの翌年こそ要注意なのか
あともう1記事くらいで、今年のセンバツ記事は終了です。
優勝予想振り返り
◎仙台育英……ベスト8
私が優勝予想で仙台育英にしたのには、バッテリーが一昨年の夏の甲子園を経験しているという要素がありました。
他に1年生から出ていたというと、西村、小畠、前川の智弁学園があり、両者との比較の結果、初戦が大阪桐蔭で十中八九、秋のリベンジをされるだろうというところもあり、仙台育英にしたわけです。
(他にも、西村の安定感を不安視していたのもあり)
しかし終わってみれば、一昨夏の経験者という観点は合っていたものの(?)、正解は東海大相模の石田だったわけでした。
明徳義塾戦は投手陣の完成度の高さを見せつけ、神戸国際大付戦では、控え選手も大量に起用して実戦を経験させる……という盤石な勝ち上がり。
もともと、注目校のほとんどが反対側に行ったという組み合わせも込みでのチョイスだったので、これはまあ準優勝くらいまでは堅そうだなと思いましたが。
天理戦は相手エースの一世一代の投球の前に沈むならまだしも、点差のわりに勝てなかった試合ではなく……。
その時の答え合わせでも書きましたが、達に対しては序盤からかなりボールの見極めができており、中盤以降は捉え始めていました。
それが拙守連発で大量失点して一気に試合の主導権を失い、さらには普通に投手陣が失点して終了。
東海大相模や明豊が堅い守備で勝ち上がったのに比べると、まだまだ優勝には足りなかったかなというところです。
ただ、この経験を糧に夏出てくれば、また予想に入れたいチームではあります。
そういう優勝の糧になりそうな負け方ではありましたので。
○県岐阜商……1回戦敗退
投手陣は素晴らしかったと思います。
1回戦のところでも書きましたが、並みのチームなら、9回ではなく8回に決まっていたと思うのです。
それだけに打線が……大会ナンバーワン投手相手とは言え、ちょっと良いようにやられ過ぎました。
(いかにキレが良かろうと、あんな外に外れたスライダーに手を出していては厳しいものがあります)
とりあえず夏に向けては、2年連続で決勝で敗れている中京大中京に、春の東海でリベンジできるかどうかが1つ、ポイントになって来るでしょうか。
▲天理……ベスト4
大阪桐蔭を倒し神宮ベスト4で注目を集め過ぎていた前年から一転、かなり今年は注目度も低いということ。
また継投主流の世の中でも、エース中心型のチームが躍進するパターンもあるというなかで、日程の具合とエースの能力を加味した結果、選んだのが天理でした(例えばエース中心型でも、中京大中京は日程が極端に厳しい)。
5年前の智弁に似た雰囲気を感じ、躍進を期待していました。
結果ベスト4なので、見立てとしては悪くなかったと思っていますが。
しかし分かっていたとはいえ、優勝予想に入れたチーム同士のつぶし合いになり、そこでまさかの仙台育英による置き土産……(達の脇腹通につながったセーフティスクイズ)。
なんともままならないものであります(笑)
ただ、準決勝登板回避時の達のコメントを見ていると、仮に脇腹を痛めても痛めなくても、村上のように1人でチームを背負って最後まで投げる……みたいなことにはならなかったかもしれませんが。
夏は、センバツで好投した仲川がこの経験をきっかけに、二枚看板までいかずとも準エース級になるかどうか次第でしょうか。
ところで宮崎商戦、仙台育英戦と、大差がついても達を続投させる姿に、昭和気質を感じていた中村監督ですが。
仙台育英戦の続投は、納得のいく投球で終わりたいという達の志願によるもので、準決勝の登板回避も達の意志。
むしろ自主性を重んじる監督ということでした。
それはそれで良いと思うのですけど……。
奈良3位から神宮ベスト4まで駆け上った一昨年の秋は、大会終了後、主力選手に故障が続出しました。
(張り詰めていた緊張の糸が切れて一気に……という感じだったようです)
今大会にしても、不調の達の志願の続投を却下して降板させていれば、結果脇腹を痛めたまま余計なイニングを投げることは避けられて、あるいはその後の展開も違ったかもしれません(違和感自体は、達も試合後に気づいたわけで、それを気づけとまでは言いませんが)。
こうしたことを見ると、あり余る力をセーブするよう、ある程度上からコントロールすることも必要なのでは、と思ってしまいますが。
ところで、天理・中村監督についてですが、こんな記事がありました。
これが“大人の事情”なのか…あまりに不可解なセンバツ出場校の選出理由
ここで取り上げられているような昔ほどムチャな選考はないにせよ、近年でも関東・東京や近畿の6枠目、中国・四国の5枠目の選考あたりは、議論になりやすいです。
逆に2枠の東北、北信越、東海、4枠の九州は、そのままベスト2、ベスト4が選ばれることがほとんどですよね。
センバツの出場校予想とかを読むと、決勝で大敗した準優勝チームと、準決勝で優勝チームに惜敗したベスト4チームで、後者が選ばれる可能性を指摘されていることがよくありますが(今年で言うなら仙台育英に18-1で敗れた準優勝の柴田と、1-0で敗れた花巻東の比較)、実際にはそういった選考は、近年ではほとんど無いと思います。
それはともかく、この記事の締めの部分。
いや中谷監督も阪神出身なんですけど。
何なら中村監督より在籍期間長いですけど。
こんなレベルで、野球ライターで飯が食えるなんて、羨ましいなー。
ベスト8予想振り返り
A:神戸国際大付、北海、明徳義塾、仙台育英
B:健大高崎、下関国際、宮崎西、天理
C:三島南、鳥取城北、東海大相模、東海大甲府
D:具志川商、八戸西、福岡大大濠、大崎
E:明豊、東播磨、市和歌山、県岐阜商
F:智弁学園、大阪桐蔭、広島新庄、上田西
G:東海大菅生、聖カタリナ学園、柴田、京都国際
H:常総学院、敦賀気比、中京大中京、専大松戸
A:仙台育英……当たり
B:天理……当たり
例年の大会なら、打球音や角度から外野の頭を越える打球がイメージされるところ、平凡な外野フライ……ということがあまりにも多かった今大会。
今年の極端な投高傾向について、コロナ禍などで練習が思うようにできず、打者の実戦経験不足が指摘されていましたが、果たして本当にそれだけなのでしょうか?
どうしても、ボールの反発係数が例年より低く設定されていたように見えてしまうのですけれど……(まあ高野連が、用具メーカーに発注する際に、そういう部分までオーダーできるものなのかはわかりませんが)。
もっともそれなら、かねてから、投手の負担軽減=球数制限を導入するか否かという議論になるのは短絡的。ストライクゾーンやバットやボールのレギュレーションの変更などにより、現状の極端打高傾向を是正するなど、もっと総合的な施策を考慮すべきと主張してきた私としては、歓迎したいところなのですが。
いずれにせよ、健大高崎は強打路線への転換が裏目になりました。
まさかこんな、投高大会になるとは……。
むしろ今年みたいな大会こそ、従来の機動力野球が活きる舞台だったのに。
C:東海大相模……当たり
東海大相模が優勝したことで、結果的に東海大甲府の株も爆上がり、なんでしょうか?
改めて若山投手、良かったですよね。
夏は山梨学院に覇権が戻るのか、それとも久しぶりに東海大甲府が出てくるのか、気になるところ。
勝てて1勝の山梨学院よりは、当たればデカい(笑)東海大甲府に、元山梨県民としては期待したいのですが。
D:大崎……1回戦敗退(正解:福岡大大濠)
E:県岐阜商……1回戦敗退(正解:明豊)
F:大阪桐蔭……1回戦敗退(正解:智弁学園)
大阪桐蔭がセンバツで負けたのは、2回戦~準決勝かつ(近年では初戦と決勝の敗退はなし)、左腕が多いということで、もし敗れるとしたら県岐阜商か広島新庄とか言われてました。
結果としてジンクス通り左腕に敗れたわけですが、そうは言っても西村相手には6点奪っており、また負けなしの初戦で敗退。
ジンクスと言うより、単純に力の差ということでしょうか。
注目されていた投手陣はまだまだ未完成、発展途上といった感じで、むしろ2点差まで追い上げた打線の方が良かった印象です。
それだけに、投手陣が整備されてくれば、夏も見逃せないチームになってくるとも言えます。
G:東海大菅生……当たり
今大会、極端な投高傾向で、打高傾向の是正という点では投手の負担軽減の観点から良いことだとは書きましたが。
ただそれゆえに、全体的に逆転勝ち、それも終盤の逆転や、集中打で複数点差をひっくり返すような試合はあまり無かった印象で、そこは少し寂しかったです。
そんななか、東海大菅生と京都国際の試合は、9回に2点ビハインドをひっくり返しての逆転サヨナラ。数少ない、印象に残る逆転試合でした。
番狂わせ目前で、勝利を意識し平静を失い、残り3つのアウトが取れない……微妙なメンタルのバランスが感じられて、ある意味でとても高校野球らしい幕切れでした。
余談ですが話題になっていた京都国際の校歌。
ハングルの歌詞とその和訳の下に、この訳は学校側から提出されたものという旨の但し書きに、NHKの苦労を感じました。
何をどうしても、どっちかからは叩かれそうですからね……。
結果的に良い落とし所だったと思いますが、京都の東の海ってどこやねん、というツッコミをネットで見て、まあ確かにとは思ってしまいました。
H:敦賀気比……1回戦敗退(正解:中京大中京)
意外枠としてのチョイスだったのですが……。
意外枠はここではなく明豊でした。
◎仙台育英……ベスト8
私が優勝予想で仙台育英にしたのには、バッテリーが一昨年の夏の甲子園を経験しているという要素がありました。
他に1年生から出ていたというと、西村、小畠、前川の智弁学園があり、両者との比較の結果、初戦が大阪桐蔭で十中八九、秋のリベンジをされるだろうというところもあり、仙台育英にしたわけです。
(他にも、西村の安定感を不安視していたのもあり)
しかし終わってみれば、一昨夏の経験者という観点は合っていたものの(?)、正解は東海大相模の石田だったわけでした。
明徳義塾戦は投手陣の完成度の高さを見せつけ、神戸国際大付戦では、控え選手も大量に起用して実戦を経験させる……という盤石な勝ち上がり。
もともと、注目校のほとんどが反対側に行ったという組み合わせも込みでのチョイスだったので、これはまあ準優勝くらいまでは堅そうだなと思いましたが。
天理戦は相手エースの一世一代の投球の前に沈むならまだしも、点差のわりに勝てなかった試合ではなく……。
その時の答え合わせでも書きましたが、達に対しては序盤からかなりボールの見極めができており、中盤以降は捉え始めていました。
それが拙守連発で大量失点して一気に試合の主導権を失い、さらには普通に投手陣が失点して終了。
東海大相模や明豊が堅い守備で勝ち上がったのに比べると、まだまだ優勝には足りなかったかなというところです。
ただ、この経験を糧に夏出てくれば、また予想に入れたいチームではあります。
そういう優勝の糧になりそうな負け方ではありましたので。
○県岐阜商……1回戦敗退
投手陣は素晴らしかったと思います。
1回戦のところでも書きましたが、並みのチームなら、9回ではなく8回に決まっていたと思うのです。
それだけに打線が……大会ナンバーワン投手相手とは言え、ちょっと良いようにやられ過ぎました。
(いかにキレが良かろうと、あんな外に外れたスライダーに手を出していては厳しいものがあります)
とりあえず夏に向けては、2年連続で決勝で敗れている中京大中京に、春の東海でリベンジできるかどうかが1つ、ポイントになって来るでしょうか。
▲天理……ベスト4
大阪桐蔭を倒し神宮ベスト4で注目を集め過ぎていた前年から一転、かなり今年は注目度も低いということ。
また継投主流の世の中でも、エース中心型のチームが躍進するパターンもあるというなかで、日程の具合とエースの能力を加味した結果、選んだのが天理でした(例えばエース中心型でも、中京大中京は日程が極端に厳しい)。
5年前の智弁に似た雰囲気を感じ、躍進を期待していました。
結果ベスト4なので、見立てとしては悪くなかったと思っていますが。
しかし分かっていたとはいえ、優勝予想に入れたチーム同士のつぶし合いになり、そこでまさかの仙台育英による置き土産……(達の脇腹通につながったセーフティスクイズ)。
なんともままならないものであります(笑)
ただ、準決勝登板回避時の達のコメントを見ていると、仮に脇腹を痛めても痛めなくても、村上のように1人でチームを背負って最後まで投げる……みたいなことにはならなかったかもしれませんが。
夏は、センバツで好投した仲川がこの経験をきっかけに、二枚看板までいかずとも準エース級になるかどうか次第でしょうか。
ところで宮崎商戦、仙台育英戦と、大差がついても達を続投させる姿に、昭和気質を感じていた中村監督ですが。
仙台育英戦の続投は、納得のいく投球で終わりたいという達の志願によるもので、準決勝の登板回避も達の意志。
むしろ自主性を重んじる監督ということでした。
それはそれで良いと思うのですけど……。
奈良3位から神宮ベスト4まで駆け上った一昨年の秋は、大会終了後、主力選手に故障が続出しました。
(張り詰めていた緊張の糸が切れて一気に……という感じだったようです)
今大会にしても、不調の達の志願の続投を却下して降板させていれば、結果脇腹を痛めたまま余計なイニングを投げることは避けられて、あるいはその後の展開も違ったかもしれません(違和感自体は、達も試合後に気づいたわけで、それを気づけとまでは言いませんが)。
こうしたことを見ると、あり余る力をセーブするよう、ある程度上からコントロールすることも必要なのでは、と思ってしまいますが。
ところで、天理・中村監督についてですが、こんな記事がありました。
これが“大人の事情”なのか…あまりに不可解なセンバツ出場校の選出理由
ここで取り上げられているような昔ほどムチャな選考はないにせよ、近年でも関東・東京や近畿の6枠目、中国・四国の5枠目の選考あたりは、議論になりやすいです。
逆に2枠の東北、北信越、東海、4枠の九州は、そのままベスト2、ベスト4が選ばれることがほとんどですよね。
センバツの出場校予想とかを読むと、決勝で大敗した準優勝チームと、準決勝で優勝チームに惜敗したベスト4チームで、後者が選ばれる可能性を指摘されていることがよくありますが(今年で言うなら仙台育英に18-1で敗れた準優勝の柴田と、1-0で敗れた花巻東の比較)、実際にはそういった選考は、近年ではほとんど無いと思います。
それはともかく、この記事の締めの部分。
今年は近畿地区最後の6枠目をめぐり、天理、智弁和歌山が横一線状態とあって、ネット上でもファンの間で激論が交わされていたが、結局、阪神などで活躍した中村良二監督が率いる天理が選出された。野球ファンには智弁和歌山を推す声が大きかっただけに、“阪神枠”と揶揄されないよう、天理には選抜での奮闘を期待したいところだ。
いや中谷監督も阪神出身なんですけど。
何なら中村監督より在籍期間長いですけど。
こんなレベルで、野球ライターで飯が食えるなんて、羨ましいなー。
ベスト8予想振り返り
A:神戸国際大付、北海、明徳義塾、仙台育英
B:健大高崎、下関国際、宮崎西、天理
C:三島南、鳥取城北、東海大相模、東海大甲府
D:具志川商、八戸西、福岡大大濠、大崎
E:明豊、東播磨、市和歌山、県岐阜商
F:智弁学園、大阪桐蔭、広島新庄、上田西
G:東海大菅生、聖カタリナ学園、柴田、京都国際
H:常総学院、敦賀気比、中京大中京、専大松戸
A:仙台育英……当たり
B:天理……当たり
例年の大会なら、打球音や角度から外野の頭を越える打球がイメージされるところ、平凡な外野フライ……ということがあまりにも多かった今大会。
今年の極端な投高傾向について、コロナ禍などで練習が思うようにできず、打者の実戦経験不足が指摘されていましたが、果たして本当にそれだけなのでしょうか?
どうしても、ボールの反発係数が例年より低く設定されていたように見えてしまうのですけれど……(まあ高野連が、用具メーカーに発注する際に、そういう部分までオーダーできるものなのかはわかりませんが)。
もっともそれなら、かねてから、投手の負担軽減=球数制限を導入するか否かという議論になるのは短絡的。ストライクゾーンやバットやボールのレギュレーションの変更などにより、現状の極端打高傾向を是正するなど、もっと総合的な施策を考慮すべきと主張してきた私としては、歓迎したいところなのですが。
いずれにせよ、健大高崎は強打路線への転換が裏目になりました。
まさかこんな、投高大会になるとは……。
むしろ今年みたいな大会こそ、従来の機動力野球が活きる舞台だったのに。
C:東海大相模……当たり
東海大相模が優勝したことで、結果的に東海大甲府の株も爆上がり、なんでしょうか?
改めて若山投手、良かったですよね。
夏は山梨学院に覇権が戻るのか、それとも久しぶりに東海大甲府が出てくるのか、気になるところ。
勝てて1勝の山梨学院よりは、当たればデカい(笑)東海大甲府に、元山梨県民としては期待したいのですが。
D:大崎……1回戦敗退(正解:福岡大大濠)
E:県岐阜商……1回戦敗退(正解:明豊)
F:大阪桐蔭……1回戦敗退(正解:智弁学園)
大阪桐蔭がセンバツで負けたのは、2回戦~準決勝かつ(近年では初戦と決勝の敗退はなし)、左腕が多いということで、もし敗れるとしたら県岐阜商か広島新庄とか言われてました。
結果としてジンクス通り左腕に敗れたわけですが、そうは言っても西村相手には6点奪っており、また負けなしの初戦で敗退。
ジンクスと言うより、単純に力の差ということでしょうか。
注目されていた投手陣はまだまだ未完成、発展途上といった感じで、むしろ2点差まで追い上げた打線の方が良かった印象です。
それだけに、投手陣が整備されてくれば、夏も見逃せないチームになってくるとも言えます。
G:東海大菅生……当たり
今大会、極端な投高傾向で、打高傾向の是正という点では投手の負担軽減の観点から良いことだとは書きましたが。
ただそれゆえに、全体的に逆転勝ち、それも終盤の逆転や、集中打で複数点差をひっくり返すような試合はあまり無かった印象で、そこは少し寂しかったです。
そんななか、東海大菅生と京都国際の試合は、9回に2点ビハインドをひっくり返しての逆転サヨナラ。数少ない、印象に残る逆転試合でした。
番狂わせ目前で、勝利を意識し平静を失い、残り3つのアウトが取れない……微妙なメンタルのバランスが感じられて、ある意味でとても高校野球らしい幕切れでした。
余談ですが話題になっていた京都国際の校歌。
ハングルの歌詞とその和訳の下に、この訳は学校側から提出されたものという旨の但し書きに、NHKの苦労を感じました。
何をどうしても、どっちかからは叩かれそうですからね……。
結果的に良い落とし所だったと思いますが、京都の東の海ってどこやねん、というツッコミをネットで見て、まあ確かにとは思ってしまいました。
H:敦賀気比……1回戦敗退(正解:中京大中京)
意外枠としてのチョイスだったのですが……。
意外枠はここではなく明豊でした。
【勝敗予想】
22勝9敗(決勝終了時点)
1回戦:11勝5敗
2回戦:8勝0敗
準々決勝:2勝2敗
準決勝・決勝:1勝2敗
【優勝予想】
◎仙台育英……ベスト8
○県岐阜商……1回戦敗退
▲天理……ベスト4
【ベスト8予想】
A:仙台育英……当たり
B:天理……当たり
C:東海大相模……当たり
D:大崎……1回戦敗退(正解:福岡大大濠)
E:県岐阜商……1回戦敗退(正解:明豊)
F:大阪桐蔭……1回戦敗退(正解:智弁学園)
G:東海大菅生……当たり
H:敦賀気比……1回戦敗退(正解:中京大中京)
【2021センバツ記事一覧】
優勝校予想
1回戦勝敗予想・ベスト8予想
・1回戦予想答え合わせ
第1日~第3日……東海大甲府vs東海大相模。
第4日……対照的な岐阜と智弁。やはり点は取れるときに取っておかないと勝てません。
第5日~第6日……専大松戸・深沢が優勝候補相手に好投。
2回戦勝敗予想①(第6日)
2回戦勝敗予想②(第7日、第8日)
・2回戦予想答え合わせ
第6日:仙台育英盤石。健大高崎は路線変更の弊害?
第7日:鳥取城北が好戦。ダークホース明豊が注目右腕・小園を破る。
第8日:スポーツ紙A評価チームが全勝。盤石な智弁、勢いの菅生。中京は気になる500球ルール……。
準々決勝予想
第9日:攻守と拙守が如実に勝敗を分ける。そして畔柳にいよいよ迫る500球ライン。
準決勝予想(&500球ルールの酷さ加減について)
準決勝答え合わせ&決勝予想
決勝答え合わせ:やはり注目チームの翌年こそ要注意なのか